2016年4月1日金曜日

がんばる地域革新懇
3月19日に開かれた東京革新懇事務局(室)長会での5つの地域革新懇の発言を紹介します。

野党共闘を地域から 町田革新懇千田 昇)
 昨年5月「戦争はごめん町田市民連絡会」結成。政治を政党任せにしないとして、323日市民と政党との懇談会を企画。民主、共産、社民が参加、生活者ネットも確認、維新に要請。政党と連絡会、市民の意見交換を行う。目的は野党共闘を地域からすすめること。安保法制廃止、憲法擁護、沖縄基地建設、野党共闘について、1項目20分、最初に各政党が2分、市民側も含め全体7人。
48日中野晃一さん講演、800人の会場を満杯にしたい。
革新懇独自に58日五十嵐仁さんの学習会予定。革新懇は、学習を基本とし他団体と行動する立場でやっている。

全市民を対象に運動 日野革新懇磯崎四郎
 昨年3月戦争法案廃止の共同の準備会、「またつくるのか」との声。ここまで広がると思っていなかったということだ。600人、650人、131日は900人の参加でつどいとパレード。大事なのは人数よりも費やしたエネルギーと市民への訴えの量、中身。全市民の平和への願いを結集することを追求、その重要性を痛感。
13日五十嵐仁さんを呼んで署名推進の学習と交流の集い開催。素晴らしい中身。3000世帯の地域を2人で2ヶ月午後2時間歩いて全戸訪問をやりきった報告。1人で手紙を送って153筆集めた報告等。
運動のエネルギーを参・衆院選で活かす必要あると元市議からの集会発言。日野市民連合を立ち上げる準備会を開催し、58日に小林節さんの講演で結成のつどいをやる。
 総会で渡辺治さん講演「平和とくらしの両面での共同が必要だ。この両輪を追求しているのが革新懇。それが大事だ」と強調。参加者が「そういう組織だったんだ」とその場で7人加入。その後も声をかけ19人入った。頑張れば倍増の可能性あり100人めざす。革新懇の役割が非常によく見える中で頑張っていきたい。

革新懇の役割議論 西東京革新懇西 紘洋
革新懇とは何ぞや、議論がある。2年前「要と架け橋」をつくろうと討論会2回やったがまとまらなかった。
 安倍の暴走のもとで、「オール西東京」をつくろうと準備し、25日に結成めざし小森陽一さん講演してもらった。190人集まったがそうならなかった。市民の意思はあると準備会を228日、313日と行い、2000万署名を達成するための連絡会とした。市民運動をつくる一つの流れになるかどうか。
 革新懇は、市民からすると共産党系の団体で近寄りがたく会員も増えないし共同も進まない。この流れを崩そうとオール西東京という考え方になった。5月総会で東京革新懇から来てもらい討論したい。
 我々は上から目線でものを言っていると見られているのではないか。ここを変えないと要の問題だ。東京革新懇も問題点を絞って議論する交流会を持って欲しい。

野党5党、大駅頭宣伝注目
    大田革新懇野本春吉
 221日、「大田区で野党5党勢揃い!戦争法廃止はそこから行こう」との蒲田駅大街頭宣伝に800人。民主、共産、維新の国会議員が来た。社民党、生活の党はメッセージ。5野党合意された直後で注目を集めた。市民の強い要望あり、内容上も大きな役割発揮。大田区幹部が、自民党がかなり気にしていたと言っていた。
 革新懇として、「私も署名しました」との呼びかけ人を募って、町会長、老人会会長、商店街会長などに働きかけることを準備。大田区老人クラブ会長が名を出してくれた。連合町会長、元区議会議長も趣旨賛成。「共産党はよくなってきている。頑張ってくれ」との話に。
 革新懇が正面に出て、国政革新の立場から積極的に活動することが重要となっている。

衆院選で議員・市民議論
   杉並革新懇内藤利治
 29日署名推進決起集会として小林節さん講演会を、25団体呼びかけで開催、430人の参加で第2、第3会場も。
 戦争法廃止で共同し独自の宣伝も行っている17人の区議会議員とNOWAR杉並の市民運動体が衆院選に向けて懇談を何回かやっている。「自由と平和のために行動する議員と市民の会@杉並」を立ち上げた。415日に山口二郎さんを呼んで大きな集会を開く。衆議院の候補をどうするか議論する。
 区政の大きな問題はリストラ、対応で17人は割れる。そこは置いて安保法制でやろうと、4月の集会には参議院東京選挙区の候補に来てもらう。
 321日総会、くらしの問題でどう共同を広げるか革新懇の役割が求められる。革新懇の組織・体制を強めていきたい。

以下、319日開催の東京革新懇事務局()長会議の模様を紹介します。

変化非常に感慨深い
 井手口行夫代表世話人
 (東京地評副議長)の開会挨拶。
 1月の総会以降、野党5党共闘が確認され情勢が大きく変化。私が運動に参加して以来共産党が排除されてきた。非常に感慨深い。
アベノミクスの破綻が明らか。国民から大企業への所得の移転、貧困と格差の拡大でしかなかった。
一点共闘の課題でも幅広く継続的に発展させることが重要だ。そのことが新政府の性格を決めるのではないか。
内閣支持率は落ちて4割台になったが高止まり。国民の運動・世論にかかっている。東京革新懇は、それを底辺で支えていく、正しくリードしていく役割をもっている。衆院選も展望した方針が提起されている。交流、方針討議でしっかりした意志統一を。

新しい発想、運動求められる
乾 友行(全国革新懇事務室長)
歴史的な瞬間にいる。日本の歴史ではじめて国民が政治を変える大事業に着手しつつある。革新懇運動は、社公合意を契機に生まれたが、ステージが変化。新しい発想、運動が求められる。統一戦線運動は、政府構想を持ち、国政選挙での全国的な政党間共闘をすすめるという歴史的段階に入っている。
自民党の激しい野合攻撃があり、民主党の中にも野党共闘に消極的な意見もある。統一候補をつくる上でも政策合意についても、国民の運動がいよいよ重要。説得力のある、リスペクトを持った、新しい形態での闘いが必要だ。
“首都決戦”が重要だ。小選挙区25の比重大きい。政治変革の高まりは、13年都議選をきっかけに動いてきた。首都が燃えないと日本は変わらない。フランス革命はパリ、ロシア革命はレニングラード。
革新懇運動をひろげることが重要だ。全国・東京の革新懇ニュースの拡大を思い切って広げよう。

与党支持層にも広く訴えを 
今井文夫東京革新懇事務局長が取り組みを提起
東京では48の地域に党派を超えた共同が広がるという画期的到達を築いた。この共同も土台に、4ヶ月を切った参議院選で与党を少数に追い込むために、運動と共同を思い切って広げる。総選挙にかかわる野党共同をめざす取り組みも広げる。与党支持層を含め広範な人々に何が問われているかを伝えきる。
政治変革を目標とする革新懇が今こそ力を発揮し、そのたたかいの中から革新懇を広げ大きくしようと提起。 
まとめ
 西東京からの提起の宣伝等の交流会は検討したい。
 大田の共同を広げる取り組みは、諸潮流が必ずしも共同の拡大で踏み出してない中で、革新懇の役割として重要だ。
 町田の、政治を政党任せにせず主体的に係わる取り組みは教訓にする必要がある。衆院選の取り組みは、参院選の取り組みに直結する。小選挙区の取り組みは、地域で状況違い、智恵と創意が求められる取り組みだ。
 参院選まで4ヶ月切っている。首都東京の変化を力を合わせてつくり出そう。

確信持って
須藤正樹代表世話人
(自由法曹団東京支部長)閉会挨拶
 919からちょうど半年。宜野湾市長選挙で大差で負けた。安倍の改憲の攻勢など一時期苦しかった。219合意、運動の広がり、3月ぐらいから変わってきた。彼らを追い詰めてきていることに確信を持つ必要がある。
 53憲法集会を転換点とし、選挙を勝ち抜き、安倍を少数派に追い込んでいこう。

 


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