2017年8月31日木曜日

『選挙で変えよう!市民連合あきる野』キックオフ 
「アベ政治を許さない市民連合を立ち上げよう」と有志が集まったのが今年の2月。でも会議に集まる顔ぶれはやはり『いつも』の活動メンバーでした。「改憲・安保法・原発・オスプレイ配備反対」と思っている市民も遠巻きに「あの団体に入るのはちょっとね~」と、まだまだこんな声が聞こえてきます。様々な垣根を取り払い、幅広い多くの市民を巻き込んでいかなければ市民共闘は前進しません。といって思想・信条・政党支持を超え、多くの市民に呼びかけができるコアとなる人物もなく、「この際、議員も野党政党も巻き込んでしまおう!」という乱暴な発想に切り替え、立ち上げ準備を進めてきました。モタモタしていたら次期総選挙が終わっていた・・・というのでは元も子もありません。野党各党に「市民が集うきっかけをお手伝いしていただきたい」と申し入れ、キックオフ集会開催の運びとなりました。
86日(日)120人を超す市民が『アベ政治を許さない土俵』に上がり、いよいよキックオフ!選挙区公認候補予定者の山下ようこさん(民進)井上たかしさん(共産)の決意表明でスタートし、宮本徹衆院議員(共産)、渡辺浩一郎元衆院議員(自由)、福生・生活ネットから三原智子福生市議の共闘の挨拶をいただきました。社民党から吉田ただとも党首、福島みずほ参院議員、青山ひでお昭島市議から連帯メッセージが寄せられました。市民からは「現憲法と五日市憲法草案」「教科問題」「横田基地とオスプレイ」「核兵器NO!」等、私たちを取り巻く問題への怒りが展開され、あきる野市議は7人が参加しました。
あきる野市は『超』保守地盤の東京25区です。1996年から自民が圧勝。前回2014年の選挙では民進・共産党の候補者を足しても自民党がダブルスコアに近い得票で当選しています。ネット上で選挙アナリストたちは「共闘しても勝てない選挙区!」と揶揄し、有権者の多くが「どうせ変わらない」と諦めている地区でもあります。しかし今年7月の都議選の結果を見ると、あきる野市における自民党の得票率はわずか25%で、元気をもらいました。「25区でも諦めない!」と。さてこれら自民党にあいそをつかした市民、諦めて投票にもいかない有権者、全国で60%近い「支持政党なし」と言われる人たちを、これからどのように市民共闘に巻き込んでいくか、大きな課題です。一人ひとりが争点を持ち、参加していただきたいと思います。学習会なども行い、多くの市民と「誰もが自由で尊厳ある暮らしができるための基本理念となる、立憲主義・民主主義・平和主義とは何か」を認識しあい、そして「現政権の愚かさ」も認識しあい「共闘の重要性」「市民が手を組み政治変える」という思いを共有していきたいと考えています。25区は5市3町1村と広範囲で、あきる野市だけではとても力及びません。近い将来25区として連携したいと他市町村に呼びかけも始めました。
今、民進党がちょっと心配です。昨年の参院選前に『市民と野党共闘』が誕生しました。反アベで結束した『原点』を忘れていただきたくないと切に願います。
私たちは、これ以上立憲主義が崩壊していく姿を、国民が民主主義を手放していく姿も見たくありません!支持率20%代に下落した内閣の復活はない、3度目の追い風もないといわれています。この言葉が現実となるよう、ともに頑張りましょう!!!      
世話人:山下千尋