いのちまもる地域キャラバン行動
医師・看護師・介護職員等の
大幅増員と夜勤の改善を
東京医労連 書記次長 青山 光
来年は結成60周年
大幅増員と夜勤の改善を
東京医労連 書記次長 青山 光
来年は結成60周年
医療職員の大幅増員を
医労連は、医療・福祉労働者の生活と権利を守ることと、国民の医療・福祉を守ることを、一体のものとして追求する闘争方針のもと、医療・介護の制度改善要求などを幅広く訴えながら、運動をすすめています。
政府の低医療費政策の下で深刻な人材不足が構造化し、政権交代後も、医療崩壊・介護崩壊といわれる事態が改善されないなか、医労連では、2010年秋から「いのちまもる全国縦断キャラバン」を開始し、北海道から沖縄まで、「医師・看護師・介護職員等の大幅増員と夜勤の改善を」求める国会請願署名を中心に、自治体交渉、各種団体との懇談などを積み重ねてきました。
全国各地で多面的行動
この運動をさらに発展させ2011年秋には、全国各地それぞれの地域で多面的な行動を展開する「いのちまもる地域キャラバン」に発展しました。
今年3年目となる秋の「キャラバン行動」では、引き続き、医療・福祉職員の大幅増員と夜勤の改善を求めて、街頭宣伝、署名行動、自治体請願、対行政への要請行動、各種団体との懇談などを計画し、看護師が先頭に立って、街へと繰り出しています。
厚労省が環境改善で通知
これまでの運動が一定の成果となってあらわれてきています。昨年6月17日には、厚生労働省から医政局、労働局をはじめとした5つの局から局長連名で、「看護師等の「雇用の質」向上のための取り組みについて」と題する通知が出されました。特定の業種や職種に対してこのような通知が出されることは大変異例とのことです。
通知は、都道府県知事や、労働局、保健所、病院経営団体などに対して、勤務環境改善の取り組みを求めるものとなっていて、労働組合としては、この通知も有効に使って、昨今増加傾向にある、1日16時間を超える長時間夜勤の改善をはじめ、夜勤交替制勤務者の週労働時間を32時間、勤務と次の勤務の間隔は最低12時間空けることなどを求め、それを可能とする大幅な人員増を勝ち取ろうと、職場・地域から運動をすすめているところです。
社会保障の改悪を許さず
安全・安心の医療・看護・介護を願う国民の要求は切実です。一方で、医療・福祉ではたらく者も、長時間・過密労働のもとで、より手厚い、やりがいのある医療・看護・介護を求めています。消費税増税と一体となった社会保障の改悪をすすめる今の政治の暴走を阻止し、国民の医療・福祉を守るたたかいに東京医労連もみなさんと力をあわせて全力で取り組んでいます。街なかで署名を集める白衣の集団を見かけたら、ぜひ、ご声援とご協力をお願いします。
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