横田基地もいらない!市民集会実行委員会 井出由美子
共同で、横田基地撤去の集会
米軍横田基地撤去を求める運動が、基地周辺の市民運動として始まり、今年5年目を迎えます。その中で「横田基地撤去を求める西多摩の会」「横田基地問題を考える会」などの呼びかけで、各地で平和への運動を続けている多くの団体・個人の賛同を得て、実行委員会を組織し、市民交流集会を開催してきました。毎年秋に開催する大きな集会としては、第3回目となる今年は、10月27日(土)に、福生市民会館大ホールで開催します。
この実行委員会では、それぞれの地域の運動と連帯・連携しながら、横田基地の存在とその危険性を市民の中に知らせていくこと、さらに沖縄と連帯し横田基地もなくそう、基地の被害と、米軍基地の撤去を求めていく運動の主旨に賛同いただける、個人・団体の誰もが参加できる会として、日々粘り強い運動を続けています。
横田基地は、中東における戦争の拠点として存在し、地元は、早朝から米軍機の騒音や落下物による危険や米兵による被害などに日々脅かされて生活しています。しかも、この間の米軍再編強化によって、横田基地の機能はさらに強まっています。
今年3月には、横田基地に、航空自衛隊総隊司令部が600億円の工事費用をかけ移転してきました。横田基地での日米共同統合運用調整所としての役割やミサイル防衛の中の日米軍事一体化の中で次々おこる変化は、横田基地の周辺に住む一般住民は、何も知らされないままです。
今年1月には周辺自治体に、一片の通知のみで、100個もの落下傘部隊が降下訓練を行うサムライサージが展開され、6月・7月にも落下傘部隊の降下訓練がありました。
オスプレイ飛来の危険が
この6月に関連自治体にとどけられた「環境レビュー」によって、いま岩国に陸揚げされている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの米空軍による低空飛行訓練空域(7か所)があきらかにされました。防衛省によれば、10月に沖縄普天間基地に配備されれば、キャンプ富士を経由し、横田基地への飛来も例外ではないということがわかりました。
これをうけて私たち実行委員会は、8月14日横田基地の周辺自治体5市1町(立川・昭島・福生・羽村・武蔵村山・瑞穂町)の首長へ、「市民の生活と安全を守る行政に責任を持つ自治体として、普天間基地への配備と日本全土での低空飛行訓練に反対し、横田基地への飛来を許さない意見書を、米軍・防衛省に提出せよ」という要請書と市議会へ陳情書を提出し、議会傍聴も予定しています。
座り込み行動を継続
私たちは、毎月第三日曜日の午後、横田基地前の公園(フレンドシップパーク)で基地の撤去を求める座り込み行動を行っています。基地一般開放の“友好祭”が行われた
8月19日にも、私たちは炎天下のなか108人が福生公園で座り込み、見学に訪れた人々に、マイクで呼びかけ、ビラをまき、「横田基地もいらない!」という意思をアピールしました。なお、“友好祭”には、たった二日間で20万人もの人が見学に訪れました。